「テニスシューズってどうやって選ぶんだろう?」

「テニスシューズがお得に買える場所や方法も教えて欲しい」

テニスを始めたばかりの人はテニスシューズの種類や選び方がわからないという人も多いのではないでしょうか?

テニスシューズはコートによっても特徴が異なり、自分に合わないシューズを選んでしまうと怪我をしてしまう可能性もあります。

この記事ではテニスシューズの基礎知識や実際の履き方、お得に買える場所についてもお伝えします。

記事を最後まで読めば、自分の足に合ったシューズを選ぶことができるので、怪我することなく安全にプレーができるはずです!

テニスシューズの基礎知識

まずはテニスシューズの基礎知識について解説していきます。

この章ではテニスシューズとスニーカーとの違い、テニスシューズの寿命、さらには種類についても紹介していきます。

スニーカー・ランニングシューズとの違い

テニスシューズとスニーカー・ランニングシューズとの違いは「横への動き」を想定して設計されている点です。

プレー中に横へ動く頻度が多いテニスでは、急に止まったり走ることが多いです。通常のスニーカーなどでは急に止まろうとしてもシューズの踏ん張りが効かず、怪我をしてしまう可能性があります。

寿命は半年〜1年くらい(プレー頻度による)

どれくらいの頻度でプレーするのかによってシューズが消耗するスピードが変わりますが、一般的にテニスシューズの寿命は半年〜1年くらいと言われています。

週に1回〜2回ほど運動目的でテニスを楽しむ方であれば、1年〜2年ほどシューズを使用できます。週に3〜4回の頻度でテニスをされる方は半年〜1年くらいがシューズの寿命です。試合のために週5日以上テニスをされる方は3ヶ月〜半年で買い換えると良いでしょう。

テニスコートのサーフェスによって種類が異なる

テニスシューズはプレーする「サーフェス(コート)」によって複数の種類があります。

日本にあるテニスコートのほとんどがオムニコート(砂入り人工芝)ですが、他にもクレーコート・ハードコート・カーペットコートなど、サーフェス毎に快適なプレーができるようテニスシューズは設計されています。

コート別テニスシューズの特徴

テニスシューズは主に「オムニコート&クレーコート用」「ハードコート用」「カーペットコート用」の3種類があります。それぞについて見ていきましょう。

オムニコート&クレーコート用

まず「オムニコート&クレーコート用」です。靴底に小さいスパイクの滑り止めがついているため、砂で滑りやすいオムニコート(砂入り人工芝)やクレーコートでもしっかりと止まることができます。

ハードコート用・カーペットコート用だとブレーキが効かずに、滑りすぎてしまうので使用を避けましょう。

ハードコート用

ハードコート用(オールコート用)はクッション性に優れており、地面の硬いハードコートにも最適です。ハードコートで頻繁にプレーすることが多い方は足腰を怪我しないようにハードコート用のシューズを選ぶ必要があります。

カーペットコート用

カーペット用シューズはプレー中に足がカーペットに引っかからないようにソールが浅く作られています。

カーペットは急に止まると足を捻りやすいですが、専用のシューズを履けば快適にコート内を動き回ることができます。

テニスシューズを軽視すると怪我をする

テニスシューズを軽視すると、様々な怪我の原因となります。自分に合わないテニスシューズを選ぶと足首だけでなく、腰や膝にも負担がかかってしまいます。

この章ではそれぞれの部位にどのような怪我をするのか具体的に紹介します。

足首

テニスは横の動きが多いスポーツです。反対方向に方向転換して走る時や、ネットに走る時は足首に力をいれる必要があります。コートの性質に合ったテニスシューズを選ばないと、足首に必要以上の負荷がかかり故障の原因となってしまいます。

腰 

テニスシューズのクッション性が悪いと、急に止まる際にブレーキが効きません。止まろうとするために腰に大きな負荷がかかり、腰痛の原因にもなるのです。

プレーするコートに合わせてクッション性があるシューズを選びましょう。

ソール(靴底)の素材がコートに合わないと、靴の中で爪先がひっかかります。その結果、膝で体を止めようとしてしまい、膝をひねってしまうこともあるのです。ただでさえ、ボールを打つときに自然と膝を伸縮させているので、無理な不可が膝にかかると故障の要因となります。

足の甲の疲労

サイズが合わないと足の甲を圧迫して疲労骨折の原因にもなります。テニスシューズは紐をキツく結ぶため、サイズが小さすぎると気づかない内に足を故障してしまうこともあるので注意が必要です。

足の裏 

テニスはプレー中に横の動き・縦の動きが多いため、様々な方向へ地面を蹴って走ります。

シューズが足に合わないと足の裏に豆ができやすくなってしまうのです。実際にプレーすることを想定して、試し履きの際は両足で履いて、実際に歩いて形が合うかどうかを確認しましょう。

テニスシューズの履き方

テニスシューズの履き方を知っておけば、長く履き続けることができます。短期間でシューズを消耗させない方法をお伝えします。

カカトを踏むのは絶対NG

まずテニスシューズのカカトを踏まないように注意しましょう。靴のカカト部分には靴の形を整える芯が入っています。カカトを履き潰すとシューズの形状が変わるため、せっかく自分の足に合わせても意味がなくなってしまいます。

テニスシューズを脱いで、すぐに履き直す際もカカトは踏まないよう気をつけましょう。

プレー前に強く締め直す

テニスシューズはプレー前に強く締め直す必要があります。足の状態は体調や、時間帯によって変わるため、結び直さないと足にフィットしない状態となります。

シューズが足にフィットした状態でプレーできるように、プレー前は紐を強く締め直すようにしましょう。

プレー後は紐を緩めて靴を休ませる

テニスが終わったら靴紐を緩めることが大切です。プレーをしない時は紐を緩めることで、シューズを休ませることができます。シューズの紐をそのまま強く結んだ状態にすると、靴の消耗が早くなるので気をつけましょう。

また靴紐を緩めることで緊張状態が解け、自分の足も休めることができるのです。テニスシューズを履く時は紐を強く締めて、脱ぐ時は紐を緩めましょう。

テニスシューズの選び方

テニスシューズを選ぶ時は、足のサイズ・使用するコートサーフェス・プレースタイルの3つについて理解しておく必要があります。スポーツシューズ同様に選ぶと怪我をする場合もあるので、必ずチェックしておきましょう。

0.5~1センチ大きめを選ぶ

まず大きさが「0.5〜1センチ」ぐらいのシューズを選びましょう。テニスはラリーをするために横へ走ったり、ネットプレーをするために前へダッシュするため、靴の中で指が窮屈だと危険です。

足の指が動くスペースがないと、フットワークしにくく、怪我にもつながってしまうため、少し余裕があるサイズのシューズを選びましょう。

コートに合ったものを選ぶ

普段テニスをする「コート」に合わせてシューズを選ぶことも大切です。テニスシューズは「使用コート」に合わせて設計されているため、良いパフォーマンスをするためにコートに合ったシューズを選ぶと良いでしょう。

もしシューズ選びで迷ったら「オールコート用」を選べば大丈夫です。

自分の足に合わせて選ぶ(シューズの形状)

自分の足に合わせてテニスシューズを選ぶことも必要です。足の形には「ストレート形」「湾曲形」の2つがあります。足の形が真っ直ぐな方はアディダス・ナイキなどストレート形のシューズが合います。

かかとからつま先までにカーブを描く湾曲形の足には、ヨネックス・アシックスなど湾曲形のシューズが最適です。

プレースタイルに合わせて選ぶ

自分のプレースタイルに合わせて選ぶ方法もあります。シングルスプレイヤーの方はラリーなど横の動きが多いため、切り返しがしやすいタイプのシューズを選ぶと良いです。

ダブルスプレイヤーなどネットプレイを多くする方は前後のダッシュがしやすいタイプのシューズを選ぶと良いでしょう。

テニスシューズを買う方法

テニスボールを買う方法は「ネット」「フリマアプリ」「テニスショップ」「スポーツショップ」の4つです。これからご紹介する購入方法をまず把握してから購入しましょう。

ネット

新品のテニスシューズを出来るだけ安く購入したいならネットでの購入がおすすめです。購入するサイトによっては送料が必要な場合がありますが、ショップで購入するよりもリーズナブルな買い物ができます。

ネットで購入するとポイントが付与される場合もあるのででない、必ずネットで商品をチェックするようにしましょう。

フリマアプリ

ネットよりも安くテニスシューズを購入したい方はフリマアプリがおすすめです。自分の足に合わないのが原因で購入後に安く出品されているケースが多いのが特徴です。シューズがお値打ちな価格で販売されているだけでなく、出品者と価格交渉をすることもできます。

ただフリマアプリで購入するよりもネットの方が安いケースがあるため、履きたいシューズをネットでも調べておくようにしましょう。

テニスショップ

テニスシューズを買う1番のおすすめはは「テニスショップ」での購入です。テニスシューズの種類が豊富なため、おしゃれで自分の足に合ったデザインのシューズを選ぶことができます。また店員さんに相談しながら、シューズを試し履きできるのが大きなメリットです。商品によってはネットで購入する場合よりも安いケースもあります。

スポーツショップ

近くにテニスショップがない場合はスポーツショップで購入する方法もあります。「テニスコーナー」の中にあるシューズ限定になるため、種類は豊富ではありませんが試し履きしたい方はスポーツショップで購入すると良いでしょう。

できれば試し履きした方が良い

テニスシューズは試し履きした方が良いです。自分の足に合うだろうと思っていても、実際に履いてみるときつく感じることや、ゆるすぎることがあるからです。

窮屈な状態でテニスをすると間違いなく靴擦れを起こします。自分の足よりも大きいサイズの靴を履いた場合も、足をひねったりするなど怪我の要因になります。

安全にプレーするためにも、ショップで試し履きしてから購入するのが良いでしょう。

まとめ:自分に合ったテニスシューズで最高のプレーをしよう!

本記事でご紹介したことを参考にして、自分に合ったテニスシューズを選びましょう。テニスはフットワークが大事なので、足の踏ん張りが大切です。自分に適したシューズを履けば、上手くスプリットステップができ、地面を蹴って早く走ることができます。

また自分に合わないテニスシューズを選んでしまうと足首に負担がかかり怪我の原因にもなってしまいます。

しっかりとテニスシューズの知識を持って、テニスを楽しんでください!

アバター

投稿者について

テニス歴 35年
テニスで単身アメリカへ。
テニスコーチを経て、テニスオタクと化す。

おすすめ:

3件のコメント

  1. 初めてコメントさせていただきます
    よろしくお願いします

    自分は、テニス歴30年程度です
    週末にダブルスメインでプレーしています

    お恥ずかしですが、長く続けているのに5.4に書かれているプレースタイルに合わせてシューズを選ぶというのをしていませんでした。

    最近、筋力の衰えなのかサービスダッシュが辛くなってきました。
    そこで教えて頂きたいのですが、前後に動きやすいシューズというのはどのようなシューズなのでしょうか?
    ショップの人に聞いたのですが、あまり詳しくないのか分からないと返答がありました。

    是非、ご教授頂けると幸いです。
    よろしくお願いします。

    1. テニスシューズは大きく分けて、「硬めで重いもの」と「柔らかめで軽いもの」がありますよね。

      激しい動きが多いようであれば、ガッチリとした硬めで重量感のあるシューズの方が安心感があります。

      しかし、ベテランでダブルスメインということであれば、柔らかめで軽量なシューズの方が軽快に動けるかと思います。

      好みが分かれるかもしれませんが、個人的には、アシックスの「SOLUTION SPEED FF」シリーズや「COURT SPEED FF」シリーズがオススメです。

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です